社会

旧田中角栄元首相邸が全焼 1階の仏壇付近から出火か

8日、東京 文京区にある田中角栄元総理大臣の自宅だった建物が全焼した火事で、警視庁と消防が現場を詳しく調べたところ、1階の仏壇付近から火が出たとみられることが分かりました。娘の田中真紀子氏は「線香をあげて建物から出たあと、音がして火事に気付いた」と説明していて、警視庁などが出火原因の特定を進めています。

8日午後3時すぎ、東京 文京区目白台にある田中角栄元総理大臣の自宅だった2階建ての建物から火が出て全焼したほか、敷地内にある平屋建ての住宅の一部など合わせておよそ800平方メートルが焼けました。

出火当時、敷地内には元総理大臣の娘の田中真紀子 元外務大臣と、その夫の田中直紀 元防衛大臣の2人がいましたが、けがはありませんでした。

警視庁と東京消防庁が9日、現場を詳しく調べたところ、全焼した建物の1階にあった仏壇付近から火が出たとみられることが分かったということです。

これまでの調べによりますと、2人は火が出た建物とは別の平屋建ての住宅で生活していて、真紀子氏は「線香をあげて建物から出たあとガラスが割れるような音がして火事に気付いた」などと説明しているということです。

警視庁などは、仏壇の線香の火から燃え広がった可能性があるとみて出火原因の特定を進めています。

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