北朝鮮 キム総書記の誕生日も公式報道言及なし 偶像化見極めか

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は、8日が誕生日です。北朝鮮の公式報道では誕生日についての言及はなく、専門家からは国民感情を考慮し、どのように偶像化するか慎重に見極めているとの見方も出ています。

韓国統一省の資料によりますと、北朝鮮のキム・ジョンウン総書記は8日が誕生日で、40歳になったとみられます。

北朝鮮は、祖父、キム・イルソン(金日成)氏や父、キム・ジョンイル(金正日)氏の誕生日は祝日として盛大に祝っていますが、北朝鮮のことしのカレンダーでも8日は祝日になっていません。

また、公式報道でも誕生日の言及はなく、専門家からは国民感情を考慮し、どのように偶像化するか慎重に見極めているとの見方も出ています。

一方、国営の朝鮮中央テレビは、キム総書記が南西部ファンヘ(黄海)北道に完成した養鶏場を7日、娘とともに視察したと8日伝えました。

キム総書記が娘とニワトリを見ながら笑顔で卵を手に取る写真とともに、キム総書記が「さらに多くの肉と卵が人民に届くようにすべきだ」と述べたと伝えられ、食料事情の改善に尽力する姿勢をアピールしました。