自民 麻生副総裁 政治資金問題受け “信頼をきちんと回復”

自民党の麻生副総裁は福岡県直方市で講演し、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、党が今週新たに発足させる「政治刷新本部」で再発防止策を検討し、国民の信頼回復に努める考えを示しました。

この中で、自民党の麻生副総裁は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について「派閥の話とは言え、自民党の中で起きた話であり、改めるべきことはきちんとしていかないとならない」と述べました。

そして、党が今週新たに発足させる「政治刷新本部」で自身が最高顧問を務めるとしたうえで「信頼をきちんと回復して、引き続き政権を担っていく決意を新たに、きちんと対応して皆様の負託に応えていきたい」と述べました。

一方、麻生氏は、いわゆる「台湾有事」の際、現地にいる日本人の救出について「その時に台湾は中国と戦っているのか、降参したり侵略されたりしているのかによって状況が異なる。台湾に戦っておいてもらわないかぎり、邦人を無事に救出することはなかなか難しい」と述べました。

また「われわれは潜水艦などを使って台湾海峡で戦うことになる。同胞を救出するという当然の義務を負わねばならず、しかるべき準備をしておかなければならない」と述べました。