新潟 長野 関東北部の山沿い中心に雪 積雪や路面凍結に注意を

新潟県と長野県、それに関東北部では、山沿いを中心に雪が降り積もっているところがあります。雪のピークは過ぎましたが、積雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意してください。

新潟県では、これまでの地震で地盤が緩んでいるところがあり、気象庁は土砂災害や建物の倒壊などにも十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、上空の寒気と強い冬型の気圧配置の影響で新潟県や長野県、それに関東北部では山沿いを中心に局地的に雪が降りました。

雪のピークは過ぎましたが、午前11時現在の積雪は
▽新潟県津南町で69センチ、
▽群馬県みなかみ町藤原で64センチ、
▽新潟県妙高市関山で56センチなどとなっています。

気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意するとともに、なだれにも注意するよう呼びかけています。

新潟県ではこれまでの地震で地盤が緩んでいるところがあり、少しの雨や雪でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるほか、相次ぐ地震で損傷を受けた建物では積雪の重みによる倒壊に十分注意してください。

地震被害の上越市 住民が雪かきに追われる

1日の地震で住宅などに被害が出た新潟県上越市では、7日からの雪で午前11時現在の積雪が28センチとなり、住民が家の周りや歩道などに積もった雪の除雪作業に追われていました。

雪かきをしていた70代の男性は「地震で自宅の2階の壁がひび割れる被害が出ました。雨漏りなどはありませんが、雪がこの程度で済んでよかったです」と話していました。

70代の女性は「車の出入りに影響するほど雪が積もったので、必死に雪かきをしています。地震と雪が重なりましたが、雪は毎年のことなのでしかたないと感じています」と話していました。