七尾 避難所に仮設の入浴施設設置「ことしはじめての風呂に」

石川県七尾市の避難所に仮設の入浴施設が設置され、住民たちが久しぶりに温かい湯につかりました。

仮設の入浴施設は七尾市の要請を受けた海上自衛隊が、避難所となっている市内の中島小学校に設置しました。

男性用、女性用にそれぞれ2つの浴槽があり、7日は近くの介護施設の入所者らが入ったあと、避難所に身を寄せている住民たちが利用し、久しぶりに温かい湯につかりました。

ほとんどの人が、今月1日から風呂に入ることができていなかったということです。

利用した83歳の男性は「ことしはじめての風呂に入りました。頭を洗ってすっきりしました。ありがたいです」と話していました。

海上自衛隊舞鶴警備隊の有瀬忍さんは「皆さんにありがとうと声をかけていただきました。少しでも心と体を温めていただきたいです」と話していました。

この入浴施設は8日から避難所にいない住民でも利用できるということで、利用時間は当面、午後5時から午後10時までとなっています。