上川外相がウクライナを訪問 ゼレンスキー大統領と会談で調整

ウクライナを訪問している上川外務大臣は、首都キーウでゼレンスキー大統領と会談する方向で調整していて、欧米の「支援疲れ」も指摘される中、日本として支援を継続する姿勢を伝える方針です。

ポーランドから列車でウクライナに入った上川外務大臣は日本時間の7日午後、ロシアによる侵攻で多くの市民が犠牲となったブチャの教会を訪れ、慰霊碑に手を合わせて犠牲者を悼みました。

またイルピンでは、ロシアの進軍を阻むため、ウクライナ側がみずから破壊した橋を視察しました。

上川大臣は首都キーウに移動し、ゼレンスキー大統領など政府要人と会談する方向で調整しています。

一連の会談では、欧米各国の「支援疲れ」も指摘される中、日本として支援を継続する姿勢を伝えるとともに、2月に日本で開かれる「日ウクライナ経済復興推進会議」に向けた協力を確認することにしています。

上川大臣はこのほか、厳しい冬を乗り越えるための大型電力機材を供与する式典に出席するほか、女性や子どもを支援する国際機関の取り組みを視察する予定です。