石川県内の入院患者28人 富山県内の病院に転院

能登半島地震で病院の建物が被害を受け、治療が難しくなった石川県内の入院患者などあわせて28人が、5日までに富山県内の病院に転院しました。
富山県は「今後も病院と協議した上でできる範囲での受け入れを考えている」としています。

富山県によりますと、能登半島地震で病院の建物が被害を受けるなどして治療が難しくなった患者を富山県内の病院で受け入れてほしいと、石川県から要請がありました。

調整の結果、石川県能登町の病院に入院していた患者や地震でけがをした人、あわせて28人が5日までに自衛隊機などで富山市民病院のほか、県内の公的病院に運ばれ転院しました。

石川県からの追加の要請は今のところないということですが、富山県医務課は「今後も要請があれば病床数や医療従事者の態勢など病院と協議した上で、できる範囲で受け入れを考えている」としています。