七尾の和倉温泉 旅館やホテルすべて休業 再開のめど立たず

今回の地震で、石川県を代表する観光地のひとつ、七尾市の和倉温泉では、20余りある旅館やホテルなどが大きな被害を受けてすべて休業しています。
再開のめどは立っていないということです。

七尾市の和倉温泉には、地元の旅館協同組合に加盟する旅館やホテルなどが20余りあり、新型コロナの影響から回復して地震が起きた元日は予約で満室の施設もあったということです。

今回の地震ではいずれも建物などに大きな被害が出ていて、組合によりますと施設はすべて休業となり、再開のめどは立っていません。

このうち旅館「はまづる」は、客室の多くで窓ガラスが割れたほか、旧館と新館をつないだ部分にある調理場には10センチ以上の段差ができたということです。

「はまづる」の高城一博専務は、「これまで経験したことがない揺れでした。早めに到着していたお客様の安全を最優先にして避難してもらいました。被害が大きく自立再建は厳しいと思いますが、相談しながら今まで以上の旅館にしていきたいです」と話していました。