七尾市の恵寿総合病院は今月1日の地震で、10棟ある病棟のうち4棟で外壁が壊れたり、水漏れが起きたりする被害があり、一部の入院患者を別の安全な病棟に移して治療が行われています。
七尾市内では現在も断水が続いていて、これまでは多くの水を必要とする人工透析の治療ができませんでしたが、1日当たり15トンほどの水を自衛隊から供給されることになり、6日から人工透析の治療を再開したということです。
6日は早速、50人が治療の予約をしているということです。
この病院ではすでに井戸水を活用し、救急医療や出産などの手術も再開しているということです。
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石川 七尾の病院で人工透析の治療が再開
今月1日の地震で震度6強の揺れを観測した石川県七尾市の「恵寿総合病院」では、6日から人工透析の治療が再開されました。
患者「本当にうれしい」
「恵寿総合病院」で治療を受けていた七尾市の70代の男性患者は「断水した時は治療がどうなるんだろうと思った。治療が再開できて本当にうれしいです」と話していました。
恵寿総合病院の神野正博理事長は「一日も早く治療を再開したいという思いでいっぱいだった。安心した様子で治療を受ける患者さんの顔を見て、ほっとした」と話していました。