石川 七尾「り災証明書」申請受け付け始まる

今月1日の地震で震度6強の揺れを観測した石川県七尾市では、建物の被害を証明する「り災証明書」の申請受け付けが始まっていて、被災した多くの市民が窓口を訪れています。

七尾市では今回の地震で震度6強を観測し、5日午後2時の時点で住宅など少なくとも225棟が全壊する被害が報告されています。

「り災証明書」は建物の被害を証明するもので、被災した人たちが自治体などからの支援を受ける際に必要となります。

七尾市では4日から受け付けが始まっていて、5日までに合わせて765件の申請があったということです。

6日も受け付け開始の午前8時半から多くの市民が窓口に列を作り、税務課の職員が5人態勢で対応に当たっていて、申請に訪れた人が自宅が傾いたといった被害の状況を伝えると、発行に必要な市の調査など、今後の流れについての説明を受けていました。

申請に訪れた60代の男性は「地震で瓦屋根がゆがみ、車庫のシャッターが落ちてしまった。発行されるまでとりあえず待つしかない」と話していました。

七尾市税務課の木村健一課長は「たくさん被災された方がいるので、交付できるまでかなりの時間がかかると思うが、一生懸命、対応していきたい」と話していました。