中国の規制当局の発表によりますと、テスラがリコール対象として届け出たのは2014年8月下旬から先月下旬にかけて生産された「モデルS」「モデルX」「モデル3」、それに「モデルY」の4車種で、合わせて161万台余りにのぼります。
中国当局はこれらの車に搭載されている自動運転の支援システムについて、ドライバーが誤って使うのを防ぐ対策が不十分で、衝突のリスクがあるとしていて、今後、会社が無線通信によってソフトウエアの改修を行うとしています。
また、これとは別に、ドアのロックに問題があるとして、2つの車種、合わせて7500台余りについてもリコールを届け出たとしています。
中国ではEVの普及が急速に進み、自動車メーカーの間の競争が激しさを増しています。
テスラは先月、アメリカでも200万台を超える車のリコールを届け出ていて、相次ぐ大規模リコールは販売戦略や業績に影響を与えることになりそうです。
テスラ 中国で161万台超リコール「安全上のリスク」
中国の規制当局はアメリカのEV=電気自動車メーカー、テスラが自動運転の支援システムに安全上のリスクがあるとして、160万台を超える車のリコールを届け出たと発表しました。テスラは先月、アメリカでも大規模なリコールを届け出ていて、業績などに影響を与えることになりそうです。