羽田空港 閉鎖のC滑走路 8日運用再開見通し 多数の欠航解消へ

国土交通省によりますと、羽田空港では現在、事故影響で4本ある滑走路のうちC滑走路の閉鎖が続いています。この影響で多数の便が欠航し、空港全体の発着回数は事故前のおよそ7割になっています。こうした中、国土交通省は5日、C滑走路の運用を8日にも再開する見通しだと発表しました。再開されれば、空港全体の発着回数は、南風のときは9割程度、北風のときは10割程度となり、多数の欠航は解消されるとしています。

一方、事故の影響で滑走路脇の一部の灯火などが損傷していることがわかり、復旧には最大で1か月ほどかかるということです。

羽田空港では発着回数を増やすため、4年前から東京都心の上空を従来より低い高度で飛行するルートを採用していますが、当面、このルートは使えないということです。

国土交通省は、復旧するまでの間、航空機が千葉県の上空を低い高度で飛行する回数が増えるとしています。

斉藤国土交通大臣は「完全復旧までのしばらくの間、千葉県の皆様にはご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解を頂戴したい」と述べました。