インドネシアの警察や鉄道会社によりますと、現地時間の5日午前6時すぎ、ジャワ島西部のバンドン県で長距離列車と通勤列車が衝突する事故がありました。
2つの列車には合わせておよそ480人が乗っていて、現地からの映像では車両が横転したり、車体が大きく壊れたりしている様子が確認できます。
この事故で列車の乗務員など少なくとも4人の死亡が確認されたほか、22人がけがをして病院で手当てを受けています。
また列車の間に挟まれている人がいるという情報もあり、警察や救難当局が救助を急いでいます。
インドネシアの国家運輸安全委員会が調査に乗り出していますが、事故の原因はまだ明らかになっていません。
およそ2億7000万の人口を抱えるインドネシアで鉄道は主要な交通手段の1つですが、去年も脱線や衝突などの事故が相次いでいます。
このため国民から安全運行を求める声が上がっていて、日本の鉄道会社が整備点検にあたる人材の育成などの支援に当たっています。
インドネシアで列車衝突事故 少なくとも4人死亡20人余けが
インドネシアのジャワ島西部で合わせて400人以上が乗った2つの列車が衝突する事故があり、少なくとも4人が死亡し20人余りがけがをしました。