石川 七尾の一本杉通り 登録有形文化財の商店に大きな被害

石川県七尾市では、古い町並みが残り観光客にも人気のある一本杉通りで、国の登録有形文化財の商店が大きな被害を受けました。

このうち、「高澤ろうそく店」の建物は店の入り口が大きく崩れ入り口がふさがれて営業出来なくなっています。

また創業100年近い鳥居醤油店は、外壁が剥がれ落ちて建物もゆがんでいて、しょうゆの入った瓶が割れるなどの被害がありました。

国の登録有形文化財のほかにも、2階建ての薬局の1階部分が完全に押しつぶされたり3階建てのビルの壁が剥がれて内部がむき出しになったりしていて、50件余りが並ぶ商店街は風景が一変しています。

鳥居醤油店の鳥居正子さんは「これからの仕込みが当分できない状況で店の再開も未定です。歴史ある商店街なのでそれぞれの店と協力しあって頑張ります」と話していました。