これはアメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官が4日、記者会見で明らかにしました。
それによりますと、ロシアが北朝鮮から最近、弾道ミサイルの供与を受け、先月30日に少なくとも1発が発射され、ウクライナの南部ザポリージャ州の平原に着弾したということです。
また、今月2日には複数のミサイルが発射されたとしていて、被害を確認中だとしています。
北朝鮮はミサイル供与の見返りとしてロシアに戦闘機や地対空ミサイル、それに弾道ミサイルを製造する装置や材料などの軍事支援を求めていると分析しています。
カービー調整官は「ロシアは今後も北朝鮮からのミサイルを使ってウクライナの民間施設や罪のない市民を標的にすることが予想される」と述べたうえで、ミサイルの供与は国連安全保障理事会の決議に違反するとして今後、国連の場で取り上げる考えを示しました。
さらに、ロシアがイランからも短距離弾道ミサイルを入手しようとしているとの情報があることを明らかにし、北朝鮮やイランとの取り引きに関係した団体などに対する制裁を強化していくことも強調しました。
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米高官“ロシアが北朝鮮供与のミサイル ウクライナに発射”
アメリカ・ホワイトハウスの高官は、ロシアが北朝鮮から弾道ミサイルの供与を受け、ウクライナに対して発射したとみられると明らかにしました。
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