NY市場 円安進む 一時 1ドル=144円台後半まで値下がり

4日のニューヨーク外国為替市場では円安が進み、円相場はおよそ2週間ぶりに一時、1ドル=144円台後半まで値下がりしました。

この日、発表されたアメリカの民間の雇用に関する経済指標で、就業者数の伸びが市場予想を上回ったことから、アメリカ経済は堅調と受け止められ、FRB=連邦準備制度理事会が早い時期に利下げに転じるとの見方が後退しました。

このため、アメリカの長期金利が上昇した一方、能登半島地震を受けて日銀が今の大規模な金融緩和策を早い時期に転換するのは難しいのではないかとの見方が出ていることから、日米の金利差拡大が意識されて円を売ってドルを買う動きが強まりました。