甲子園球場 開場100周年 夜の球場散策などのイベント始まる

甲子園球場がことし開場から100周年を迎えることを記念して、夜の球場の散策や、照明を使った演出を楽しめるイベントが4日から始まりました。

春夏の高校野球やプロ野球の舞台となっている兵庫県西宮市の甲子園球場は大正時代の1924年8月1日に「甲子園大運動場」として誕生し、ことしで開場から100周年を迎えます。

これを記念して、4日から5日間は夜の球場に入ることができるイベントが行われています。

訪れた人たちはグラウンドに降りて、人工芝のエリアを散策したり、ふだんは選手が使うベンチで写真を撮ったりしていました。

また、外野スタンドを赤や青などさまざまな色の照明で照らす演出や、100周年を記念して制作された曲「KOSHIENFOREVER」に合わせた演出なども行われ、参加者は幻想的な空間を楽しんでいました。

兵庫県の40代の男性は「めったにない機会で貴重な体験をさせていただいてありがたい。100年と言わず、もっと長く歴史が続いていってくれればいい」と話していました。

甲子園球場の球場長代理の赤楚勝司さんは「100周年のグラウンドを味わっていただきたい。8月1日には阪神と巨人の試合が組まれているので、過去を振り返って、未来の夢を語りながらお祝いする機会にしていきたい」と話していました。