岸田首相 能登半島地震対応で与野党に協力求め 5日に党首会談

能登半島地震を受けて、岸田総理大臣は今後の対応で与野党に協力を求めるため、5日午後、与野党の党首と会談を行う運びとなりました。

今回の大地震を受けて、自民党の浜田国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長は4日午後、国会内で会談しました。

そして、浜田氏は今後の対応で各党に協力を求めるため、岸田総理大臣と与野党の党首との会談を行いたいと提案しました。

安住氏は応じる意向を示し、5日午後、岸田総理大臣は立憲民主党の泉代表など与野党の党首と会談を行う運びとなりました。

一方、安住氏は能登半島地震と羽田空港での衝突事故について、政府から状況の報告を受けるため、衆議院の災害対策特別委員会と総務委員会、それに国土交通委員会の理事会などを開くよう求め、引き続き、協議することになりました。

立民 安住国対委員長「党首会談は地震の話に集中」

立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に対し、「能登半島地震は甚大な被害を与え、亡くなった人や行方不明者を多数出している。今はとにかく、水やライフラインを確保し、困っている人にどれだけ手を差し伸べられるかだ。あすの党首会談は地震の話に集中する方がいい」と述べました。

自民 御法川氏「野党と協議していきたい」

自民党の国会対策委員長代理に起用される予定の御法川信英氏は記者団に対し、立憲民主党から衆議院災害対策特別委員会の理事会などを開くよう求められたことについて、「前向きに受け止めたいが、救助活動などの最中でもあるので、どのような形で行うのがいいか、野党と協議していきたい」と述べました。