地震被害便乗 悪質商法に注意を ブルーシート高額販売業者確認

富山県高岡市で4日、「国から依頼された」などとうそを言ってブルーシートを高額で売りつけようとする業者の訪問が確認され、警察は地震の被害に便乗した悪質商法に注意するよう呼びかけています。

警察によりますと、4日午前11時ごろ、高岡市の太田地区で被災した住宅の復旧作業をしていた人のもとに、「国から依頼されて家屋の損壊状況を調査している」と名乗る業者が現れました。

業者は国からブルーシートの販売を依頼されたと言い、10メートルで1万円の高い値段で売りつけようとしてきたということです。

警察によりますと、この業者は富山県外のナンバーの車に乗っていて、国から依頼を受けた事実はないことが確認されたということです。

警察は被災地では地震の被害に便乗した悪質商法が横行する危険が高まるとして、
▽業者が訪問してきた際は社員証や本人証明書などを確認するほか、
▽少しでも不審に感じたら身の安全を確保したうえで、警察に通報するよう呼びかけています。