共産 志位委員長 “野党連携強め衆院解散・総選挙に追い込む”

共産党の志位委員長は自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田政権は追い詰められているとして、野党間の連携を強め、衆議院の解散・総選挙に追い込みたいという考えを示しました。

4日、開かれた共産党の旗開きで志位委員長は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について、「政権中枢を直撃する大問題に発展している。自民党が組織ぐるみで行ってきた裏金システムの全容を徹底的に究明するため全力をあげる」と述べました。

このあと、志位氏は記者団に「岸田政権はいま、断崖絶壁まで追い詰められており、野党として衆議院の解散・総選挙に追い込んでいく攻勢的な戦いと構えが必要だ。自民党政治を倒すことを大きな目標に掲げ、野党共闘の再構築のため、可能なかぎり、知恵と力を尽くしていきたい」と述べました。

また、「共産党自身が躍進しないと野党共闘の道が開けない。党の躍進を最優先に力を尽くし、強く大きな党づくりで先の展望が開ける年にしたい」と述べ、党勢拡大を目指す考えを示しました。

能登半島地震 “被災地にある原発の廃炉を強く求める”

共産党の志位委員長は党の旗開きであいさつし、「政府に対し、人命救助や避難者などへの必要なケア、それにライフラインの復旧に全力をあげることを強く求める。党としても被災された人のニーズをつかみ、行政の支援につなげていく活動に全力をあげて取り組みたい。今回の被災地にある北陸電力の志賀原子力発電所と東京電力の柏崎刈羽原子力発電所の廃炉を強く求める」と述べました。