地震被災地への食料支援に引き続き取り組む方針確認 農水省

能登半島地震の被害を受けて農林水産省は4日午前、坂本農林水産大臣や幹部らが出席して対策本部の会議を開き、被災地への食料支援に引き続き取り組む方針を確認しました。

会議では、石川県からの要請を受けて3日までにパンやパックごはん、即席麺が合わせておよそ24万食分、粉ミルクおよそ500個が発送されたことが報告されました。

金沢市内の中継地点にすでに届いていて、各地の避難所などに送られる予定です。

また、4日中に飲料水19万本が避難所などに向けて新たに発送される予定だということです。

一方、今回の地震で漁船の被害が相次いでいて、4日午前7時の時点で少なくとも、
▽石川県で27隻、
▽新潟県で6隻、
▽富山県で1隻の合わせて34隻で転覆や沈没などの被害が確認されたということです。

また、各地の漁港では防波堤や岸壁にも被害が出ていて、農林水産省では引き続き被害の把握を進める方針です。