北九州小倉北区 飲食店街火災約13時間後に鎮火 けが人情報なし

3日午後、北九州市のJR小倉駅近くの飲食店が密集する「鳥町食道街」の付近で起きた火災は、発生からおよそ13時間後の4日午前4時ごろほぼ消し止められました。警察によりますとこれまでのところけが人の情報はないということです。

3日午後3時すぎ、北九州市小倉北区魚町1丁目で「建物が燃えている」と近くの飲食店などから消防に複数の通報がありました。

現場はJR小倉駅から南におよそ300メートルのところにある飲食店などが密集する「鳥町食道街」の付近で火は周辺の建物に燃え広がりました。

消防によりますと消防車30台あまりが出て消火活動を行い、発生からおよそ13時間後の4日午前4時ごろに火はほぼ消し止められたということです。

警察によりますと、付近の住民やホテルの宿泊客などに避難を呼びかけこれまでのところけが人の情報はないということです。

警察や消防は逃げ遅れた人がいないかなど確認を続けています。

「鳥町食道街」は、戦後、北九州市で最初につくられた飲食店街とされています。

警察によりますと火元とみられる飲食店の関係者が「鍋から火が出た」と話していたということです。

警察や消防によりますと鳥町食道街やその周辺では複数の建物が焼けているということで今後、詳細を調べることにしています。

今回の火災の現場から南に400メートルほど離れた所には「北九州市民の台所」として親しまれてきた旦過市場があり、おととし4月と8月に2度の火災が起きて多くの店舗などが焼失する大きな被害が出ました。