【4日 詳細】ガザ地区で連日100人を超える死者

イスラエル軍は3日も、大勢の避難者が身を寄せるガザ地区の南部などで攻勢を強め、現地の保健当局は24時間で128人が死亡したと発表するなど、ガザ地区ではこのところ、連日100人を超える死者が出ています。

イスラエルやパレスチナに関する日本時間1月4日の動きを、随時更新してお伝えします。

イスラエル軍 “シファ病院地下のハマスのトンネルを破壊”

イスラエル軍はガザ地区最大のシファ病院について、イスラム組織ハマスが病院の敷地の地下に建設していたとするトンネルを破壊したと、3日、発表しました。

イスラエル軍が公開したトンネルの破壊の様子を撮影したとする動画には、地面で大きな爆発が起きたあと、がれきが高く飛び散り、煙が立ち上る様子が確認できます。

イスラエル軍はこのトンネルについて、長さが250メートル以上におよび、ハマスの複数の重要な指揮所などともつながっていたと主張しています。

シファ病院をめぐっては、イスラエル軍は病院の地下にハマスの拠点があると主張し、患者や避難者が危機的な状況に陥る中でも、去年11月に地上部隊が突入しました。

ハマス側はこうしたイスラエル側の主張を否定しています。

レバノンでハマス幹部ら殺害 ヒズボラ最高指導者が報復示唆

レバノンの首都ベイルートで2日、爆発があり、イスラム組織ハマスは現地に滞在していた政治部門の幹部ら7人がイスラエル軍による攻撃で殺害されたとしています。

これについて、ハマスと同様にイランの支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者、ナスララ師は3日、「必ず復しゅうがある。われわれは全面的に戦う用意がある」などと述べて、報復を示唆し、イスラエルを強くけん制しました。

一方、イランでは3日、4年前にアメリカ軍に殺害された革命防衛隊のソレイマニ司令官の墓がある南東部ケルマン州で、追悼式典のさなかに爆発があり、95人が死亡しました。

アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は3日、「現時点でイスラエルの関与を示すものは何もない」としていて、これまでのところ背後関係は分かっていません。

米国務長官 イスラエルなど中東各国を訪問へ

中東の情勢のさらなる不安定化が懸念される中、アメリカ政府の高官は3日、記者団に対し、「ブリンケン国務長官はイスラエルなどを訪問するため、あす夜にも出発する」と述べ、ブリンケン長官がイスラエルなど中東各国を訪問するため、4日にも現地に向けて出発すると明らかにしました。

ブリンケン長官はイスラエルに対し、民間人の犠牲を抑えるよう改めて求めるとともに、戦闘拡大の防止に向けて協議するものとみられます。

ガザ地区 激しい戦闘続く 連日100人を超える死者

ガザ地区では3日もイスラエル軍による攻勢が続き、イスラエル軍はこのうち、南部ハンユニスではハマスの戦闘員との間で激しい戦闘が続いているなどとしています。

ガザ地区の保健当局は3日、24時間で128人が死亡し、犠牲者の数は2万2313人となったと発表しました。ガザ地区ではこのところ、連日100人を超える死者が出ています。

一方、レバノンの首都ベイルートでは2日、爆発があり、ハマスは現地に滞在していた政治部門の幹部らあわせて7人がイスラエル軍による攻撃で殺害されたとしています。

これを受けて、レバノンでハマスと呼応するイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者、ナスララ師が3日、「必ず復しゅうがある。われわれは全面的に戦う用意がある」などと述べ、イスラエルを強くけん制しました。

アマル病院周辺攻撃 赤ちゃん含む5人死亡

パレスチナ赤新月社は、ハンユニスにあるアマル病院の周辺が2日に攻撃を受け、生後5日の赤ちゃんを含む5人が死亡し、3人がけがをしたとSNSに投稿しました。

赤新月社が3日投稿した動画では、病院のスタッフらが、けがをした人に治療を行っている様子などが確認できます。

また、攻撃を受けて、OCHA=国連人道問題調整事務所も2日、担当者がアマル病院を訪問した様子の動画をSNSに掲載しました。

担当者は「安全であるべき場所で、1人の子どもと、そのほかに4人が殺害された。ガザに安全な場所はなく、世界は恥じるべきだ。この戦争は終わらせるべきだ」と訴えました。