【衛星画像】輪島市「朝市通り」周辺の火災 甚大な被害を確認

震度6強を観測した輪島市で、観光名所の「朝市通り」周辺に広がった火災の甚大な被害は衛星画像からも確認できます。

河原田川が茶色く濁り 輪島港に

アメリカのプラネット社が運用する人工衛星から撮影された輪島市中心部の画像です。

輪島港に向けて流れる河原田川の右手、東側に観光名所の「朝市通り」周辺の一角が広がっています。

震度6強の地震が起きた翌日の1月2日に撮影された画像では、河原田川が茶色く濁り、それが輪島港に広がっている様子が確認でき、上流で土砂崩れなどで川に土砂が流れ出こんだ可能性を示しています。

「輪島朝市」開催の区画 ほぼ全域の建物が焼失

「朝市通り」周辺を撮影した画像。

2年前の画像では通りの周辺に店舗などの建物がひしめき合うように立ち並んでいます。

1月2日の画像では、通り沿いに数件の建物のかたちが確認できますが、それ以外の建物はほとんど焼けてしまっています。

「輪島朝市」が開かれていた区画のほぼ全域の建物が焼けて失われています。

火災の延焼 輪島朝市が開かれていた区画ほぼ全域に

アメリカの「マクサー・テクノロジーズ」社の人工衛星から撮影された画像。

画像中央に走る「朝市通り」にオレンジ色のほろが確認できます。

同じ場所を1月2日に撮影した画像でもとおりの両側に広がる区画にひしめき合うように建っていた建物がほぼ焼けて失われています。

この画像でも火災の延焼は輪島朝市が開かれていた区画のほぼ全域に及んでいたことがわかります。

輪島中学校 グラウンドの半分が波打つような様子

1月2日に輪島市立輪島中学校を撮影した画像では、グラウンドの半分が波打っているような様子が確認でき、撮影したマクサー・テクノロジーズでは液状化が起きたと分析しています。