石川 穴水町長「道路寸断で給水ままならず 携帯電話も使えず」

今回の地震で震度6強の揺れを観測した石川県穴水町の吉村光輝町長は3日、NHKの取材に応じ「町内全域で家の倒壊が非常に目立ち、道路の陥没や土砂崩れで交通が遮断されている部分も非常に多い。道路が寸断され給水作業もままならず、とにかく物資がほとんど届かない状態だ」と切迫した状況を説明しました。

また「トイレが非常に危機的な状況で、簡易トイレや使い捨てトイレの支援をお願いしています」と話しました。

そのうえで「発災から3日目だが、携帯電話の基地局のアンテナ設備の電源を確保できないので、携帯電話も使えない。町から正確な情報を出せない状況となっていて、非常に申し訳ありません。県や国に道路の復旧を優先してもらい、給水作業や食料の配布をできる限り速やかにやっていきたい」と話していました。