「水が足りない」能登地方 各地の避難所で飲料水やトイレ影響

石川県能登地方の各地の避難所では、飲料水などの「水が不足している」という声が上がっています。

このうち、珠洲市飯田町にある飯田小学校の避難所にいる市の職員によりますと、断水のため飲み水だけでなく、トイレや手洗いに使用するものも含めて、水が極めて不足しているということです。

自衛隊の給水車が来るという連絡があったものの、いつくるのかはわからず、状況はひっ迫しているということです。

この避難所には、およそ800人が避難していて、食料は少しずつ分け合うなどの工夫をしていますが、このままでは4日にも尽きてしまうということです。

停電などが続き調理ができないため、そのまま食べることができるものが必要だということです。

また、灯油ストーブの燃料も不足しているほか、毛布も事前に確保していたのが100枚ほどで、避難している人に対して大幅に不足しているということです。

穴水町にあるグループホーム「ふきのとう」の避難所では、およそ20人の入所者のほか、避難して来た住民およそ30人が滞在しているということです。

この避難所にいる近くに住む女性によりますと、この避難所では電気が使えるので、入所している高齢者などの暖をとることができているということです。

しかし、ここでも飲み水やトイレを流すための水が不足していて、給水などの支援を待っているということです。