能登地方地震相次ぐ 1週間程度は最大震度7程度の揺れに注意を

石川県能登地方やその周辺では、1日夕方に起きた大地震以降も地震が相次いでいます。気象庁は1週間程度は最大震度7程度の揺れに注意するよう呼びかけています。

1日午後4時10分ごろ、石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、石川県能登地方の志賀町で震度7の激しい揺れを観測したほか、震度6強の揺れを石川県七尾市と輪島市、珠洲市、穴水町で、震度6弱を石川県の中能登町と、能登町、新潟県長岡市で観測しました。

また、新潟県と富山県、福井県、長野県、岐阜県で震度5強から5弱を観測しました。

能登地方やその周辺を震源とする地震はその後も相次ぎ、3日午前2時21分ごろには珠洲市で震度5強の強い揺れを観測する地震が起きたほか、午前10時54分ごろにも輪島市で震度5強の揺れを観測する地震がありました。

気象庁は「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているため、1週間程度、特に2、3日の間は最大震度7の揺れを伴う地震に注意してほしい」と呼びかけています。

また、政府の地震調査委員会は2日に開いた臨時の会合で、東西におよそ150キロにのびる活断層がずれ動いた可能性があり、一連の地震活動は当分続くという評価結果をまとめ、揺れと津波への備えを続けるよう呼びかけています。