【詳細】羽田 JAL ANA 計150便が欠航 新幹線は臨時列車

2日、羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突した事故の影響で、羽田空港を発着する便を中心に午後5時半の時点でおよそ150便の欠航が決まっています。

航空各社は今後、欠航する便が増える可能性もあるとしています。

また、4日については現在のところ見通しがたっていないということですが、欠航が続く可能性もあるとして、最新の運航状況をホームページなどで確認してほしいと呼びかけています。

《日本航空》羽田発着 国内線 55便欠航

このうち日本航空は3日、羽田空港を発着する国内線のうち55便の欠航を決めています。

《全日空》羽田発着便など計71便の欠航 12便を臨時運航

また、全日空は、国内線の▽羽田空港や羽田空港以外を発着する、あわせて70便と▽国際線の1便の欠航を決めましたが、羽田空港と新千歳、佐賀、長崎、那覇、それに宮崎、福岡を結ぶあわせて12便を臨時で運航するということです。

日本航空と全日空で、あわせて2万人以上に影響が出る見込みです。

《そのほかの航空会社》一部の便で欠航

このほか▽スカイマーク▽エア・ドゥはいずれも羽田空港を発着する11便、▽ソラシドエアは1便の欠航を決めています。

一方、▽ピーチ・アビエーションは台湾と上海、それに韓国のインチョンと羽田空港を結ぶ国際線6便を通常どおり運航しています。

航空各社は今後、欠航する便が増える可能性もあるとしています。

また、4日については現在のところ見通しがたっていないということですが、欠航が続く可能性もあるとして、最新の運航状況をホームページなどで確認してほしいと呼びかけています。

東海道新幹線 下り臨時列車運行へ 午前中心に計4本

JR東海は2日、羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故の影響で空の便で欠航が相次ぎ、利用客の混雑が予想されるとして、3日、東海道新幹線の下りの臨時列車を運行することを決めました。

臨時列車は、東京駅から新大阪駅に向かう午前を中心としたあわせて4本で、いずれも普通車は自由席だということです。

2日 羽田発着の国内線 日本航空116便 全日空110便が欠航

2日は日本航空では羽田空港を発着する国内線116便が欠航になり合わせておよそ1万9920人に影響が出ました。また、全日空は国内線110便が欠航となり、合わせておよそ2万3700人に影響が出ました。

一方、国際線については、事故があったC滑走路以外の閉鎖が午後9時半に解除されたことを受けて順次運航を再開しましたが、▼日本航空は3便、▼全日空は3日未明までのあわせて7便が欠航となりました。

3日の運航については、いずれも滑走路や資材の状況を確認しながら調整するとしています。

2日 21:30 事故のあったC滑走路のぞき閉鎖解除

国土交通省よりますと、事故のあと午後6時から閉鎖されていた羽田空港の滑走路は事故のあったC滑走路をのぞいて午後9時半に閉鎖が解除されたということです。

国交省が会見「再開も運航への影響ないとは言い切れない」

国土交通省の担当者は「さきほどA滑走路、B滑走路、D滑走路の3本の滑走路の運航が再開されたが、1本滑走路が閉鎖された状況になるので、できる限りの離発着ができるよう努めていく。運航への影響はないとは言い切れない」と話しています。

国土交通省航空局の平岡局長は、事故が起きたC滑走路の状況について「基本的には現場確認がこのあと運輸安全委員会なり、捜査機関で行われることになるのでそのままにしてある。実際にはその後、安全点検などを行って安全上支障がないと確認された段階で再開という形になるだろう。現時点でメドは立っておらず、何も決まっていない」と話していました。