能登地方で震度5強の地震 志賀原発に被害確認されず(17:13)

2日午後5時13分ごろ石川県で震度5強の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。

震度5強の揺れを観測したのは志賀町で、震度3の揺れを石川県の七尾市、輪島市、中能登町で観測しました。また、震度2や1の揺れを北陸と新潟県、長野県、それに岐阜県で観測しました。

気象庁の観測によりますと、震源地は石川県能登半島沖で震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.6と推定されています。

1日夕方以降、能登地方や周辺を震源とする地震が相次いでいます。気象庁は「今後1週間程度、特に2、3日の間は最大震度7の揺れを伴う地震に注意してほしい」と呼びかけています。

この地震による津波の心配はありませんが、1日夕方の大地震によって石川県を中心とする日本海側では今後1日程度は多少の潮位の変化が続く可能性が高いとされています。

気象庁は、海での作業などの際は十分気をつけるよう呼びかけています。

志賀原発「これまでのところ新たな被害なし」

この地震で震度5強の揺れを観測した石川県志賀町にある志賀原子力発電所は、1号機・2号機ともに1日の地震によって外部からの電気を受ける系統が一部使えなくなっていますが、原子力規制庁によりますと、これまでのところ、この地震による新たな被害は確認されておらず、電気の供給も維持されているということです。

また、原発の敷地内や周辺では、放射線量を測定するモニタリングポストの値に異常は確認されていないということです。