北陸と新潟 2日夜遅くから雨の見込み 土砂災害に十分注意を

今回の地震で被害を受けている北陸と新潟県では、2日夜遅くから4日にかけて雨が降る見込みです。地震の揺れで地盤が緩んでいるところがあるため少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあり、気象庁は十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと日本海に発生する低気圧や寒気を伴った気圧の谷の影響で北陸と新潟県では大気の状態が不安定になり、今夜遅くからあさってにかけて所によって、雷を伴い雨が強く降る見込みです。

3日の夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで石川県の能登と新潟県で30ミリ、石川県の加賀と富山県で20ミリ、福井県で15ミリと予想されています。

雨はその後も続き、3日の夕方から4日の夕方までの24時間には新潟県で50ミリから100ミリ、石川県と富山県、福井県でおよそ50ミリの雨が降る見込みです。

揺れが強かった地域では地盤が緩んでいるところがあり、今後、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まることから、気象庁は北陸と新潟県に大雨警報を発表する可能性があるとしています。

気象庁は土砂災害に十分注意するとともに落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。

すでに各地で土砂災害が相次いでいます。斜面などには近づかないようにしてください。

また、北陸と新潟県では4日はところによって雪が降るおそれがあるほか、週末には再び冷え込みが強まると予想されています。低体温症に十分注意し、避難所などでは出来るだけ寒さ対策を行うようにしてください。