【交通影響 2日詳細】鉄道や空の便に乱れ 北陸道通行止め解除

1日に石川県能登地方で震度7の揺れを観測した地震の影響で、鉄道、空の便で2日も運転の見合わせや欠航など乱れが続きました。

JR東日本によりますと北陸新幹線は富山駅と長野駅の間で運転を見合わせていましたが、2日午後3時20分に全線で運転を再開しました。

新幹線の運転見合わせはすべて解消しました。

各地の交通について随時更新でまとめます

【鉄道】

石川県内・富山県内の在来線は(午後8時時点)

JR西日本によりますと、
▽JR氷見線は、高岡駅と氷見駅の間で少なくとも5日まで運転を取りやめるということです。

▽JR七尾線は、2日は終日運転を見合わせ、3日は午前8時半ごろから金沢駅と高松駅の間で通常より本数を減らして運転予定だということです。高松駅と和倉温泉駅の間は運転再開の見通しがたっていないとしています。

▽JR高山線の越中八尾駅と猪谷駅の間で2日は終日運転を見合わせ、3日は午後6時半ごろから運転予定だということです。

▽「あいの風とやま鉄道」は、津幡駅と高岡駅の間で2日は終日運休し、3日の午後以降の再開を見込んでいるということです。

▽北陸鉄道は、2日は終日運転を見合わせ、
▽石川線は3日、通常どおり運行する予定で、
▽浅野川線は3日も運休するということです。

▽富山地方鉄道は、2日は終日、全線で運転を見合わせています。3日は立山線の岩峅寺駅と立山駅の間で始発から運転を見合わせるということです。

▽IRいしかわ鉄道は3日午前中は金沢駅と津幡駅の間で臨時列車を運行する予定です。

新潟県内の在来線は(午後8時時点)

JRの在来線は、
▽信越本線の直江津駅と長岡駅の間、
▽越後線の新潟駅と柏崎駅の間、
▽弥彦線の弥彦駅と東三条駅の間については、2日は終日運転を見合わせるとしています。

そのほかの在来線については、一部運休や遅れはあるものの運転を再開しています。

このうち、
▽越後線は越後赤塚駅と関屋駅の間で、3日以降も運休することにしました。一方、この区間以外は3日は始発から運行するとしています。

また、第三セクターの「えちごトキめき鉄道」は
▽妙高はねうまラインは運転を再開しましたが、
▽日本海ひすいラインの運転再開は2日午後8時以降を予定しているということです。

「ほくほく線」は、
▽越後湯沢駅とくびき駅の間で運行しています。
▽くびき駅と直江津駅の間は終日運転を見合わせるとしています。

【空の便】

能登空港・小松空港 影響続く

空の便は、石川県の能登空港の滑走路が閉鎖されている影響で、全日空は4日までの3日間、能登空港と羽田空港を結ぶ4便の欠航を決めています。

日本航空は、石川県の小松空港と羽田空港を結ぶ臨時便2便を運航することにしていましたが、羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突する事故が起きた影響で、臨時便の運航を行うかどうか改めて検討しているということです。

【道路】

北陸道の通行止め解除

日本道路交通情報センターなどによりますと、一部で通行止めが続いていた北陸自動車道の通行止めは解除されました。

一方、能越自動車道と能登地方に向かう自動車専用道路の「のと里山海道」では一部で通行止めが続いています。

石川県内 一般道でも通行止め

石川県内の道路の被害状況です。

輪島市に向かう周辺の道路は、地震の影響でほとんどが寸断され、通行できなくなっているということです。

このため、現地に向かっている関係機関の担当者の多くが足止めされ、状況を十分に確認できていないほか、支援物資なども不足している状態だということです。

七尾市によりますと、市内の各地で土砂崩れや道路の亀裂が起き、30か所以上で通行止めが発生しているということです。

羽咋市によりますと、道路の陥没や家屋の倒壊で市内15か所で通行止めが発生しているほか、加賀市の7か所で、能美市の1か所でも通行止めが発生しているということです。

能登町によりますと、土砂崩れや道路の隆起が発生しているということです。

このほか、志賀町、中能登町、津幡町、内灘町、宝達志水町でも、道路のひび割れや隆起の情報が複数、寄せられているということです。