このうち新高岡駅と富山駅の間で、およそ11時間にわたって止まっていた列車は午前3時20分ごろ、富山駅に到着しました。
乗客の中には疲れた様子で列車を出る人もいれば、休憩用に開放された車内にとどまる人もいました。
駅の構内では複数の乗客が駅員に運行再開の見通しなどを聞いたり、改札を出て買い出しに行ったりする姿も見られました。
金沢から東京に向かう途中だった30代の男性は「帰省先から東京に戻るところでした。車内が大きく揺れてとても驚きましたし、長時間座っていて腰が痛くなりました」と話していました。
金沢に旅行に訪れ、東京に戻るところだったという20代の中国からの留学生の女性は「まさかこのようなことになるとは思っていませんでした。きょうは朝まで列車で過ごし、昼ごろまで富山で様子をみたいと思います。東京まで帰ることができるのか不安です」と話していました。
![](/news/html/20240102/K10014306611_2401020428_0102043041_01_02.jpg)
北陸新幹線 富山~金沢で停止の4列車が駅へ 地震から約11時間
JR西日本によりますと、北陸新幹線は1日の地震で運転を見合わせた影響で、富山駅と金沢駅の間で4本の列車が止まっていましたが、およそ11時間後の午前3時前後に順次、動き出しました。
午前4時すぎまでに富山駅と金沢駅に2本ずつ到着し、車両は運転再開までの間、いわゆる「列車ホテル」として休憩用に開放するということです。
4本の列車の車内には乗客があわせておよそ1400人いたということですが、いまのところ体調不良を訴える人などは確認されていないということです。