気象・災害

SNSで“人工地震が原因”など不安あおる偽情報投稿 拡散

今回の地震や津波に関連して、旧ツイッターのXで偽情報が拡散されていますが、NHKの取材班が確認したところ、地震の原因が「人工地震」だと主張して不安をあおる根拠のない情報や、原子力発電所や避難所の状況などについての誤った情報が広がっています。安易に拡散すると、被災地での救助活動や避難の際に混乱が起きるおそれもあるため、冷静な対応が必要です。

1日に石川県の能登地方で、最大で震度7の揺れを観測した地震の直後から、Xでは実際の被害に関する情報や救助要請が投稿された一方、誤った情報や偽情報も広がりました。

今回の地震が人工的に起こされたと主張する根拠のない投稿も広がっていて、NHKで分析したところ、2日午後5時半までに、否定するものも含めて「人工地震」に関して、およそ25万件の投稿があり、850万回近く閲覧されたものもありました。

中には、過去に北朝鮮が核実験をした際の気象庁の会見の動画など、今回の地震と関係がない動画を用いて主張する偽情報も出ていて、100万回以上閲覧されていました。

今回の地震について気象庁は、地下の岩盤が割れて片側が乗り上げる「逆断層型」の地震だと解析しているほか、今回観測されたマグニチュード7.6の規模の地震は、核実験でも引き起こすことができないレベルのエネルギーで引き起こされていて、「人工地震」という主張は科学的根拠が全くない偽情報です。

ほかにも、Xでは、原子力発電所の状況に関する偽情報や、避難所の状況について、過去の画像を流用するなどして、みずからの政治的主張に結び付ける投稿なども出ています。

多くの人が不安を感じて情報を求める災害時には、誤った情報や偽情報が広がりやすく、被災地での救助活動や、避難の際に混乱が起きるおそれもあるため、感情を揺さぶられるような情報や動画を見かけても、安易に拡散せず、情報源を確認したり、行政や報道機関の情報を調べたりするなど冷静な対応が必要です。

専門家「人工地震であることは考えられない」

今回の地震や津波に関連して旧ツイッター、Xで地震の原因を「人工地震」だと主張する根拠のない情報が投稿されていることについて地震のメカニズムに詳しい京都大学防災研究所の西村卓也教授は「今回の地震が人工地震であることは考えられない。地震波や地震に伴う地殻変動を見ても一般的な自然の地震と何ら変わらない特徴を持っている。地震は深さは15キロぐらいで起こっているが、例えばその深さまで人間が例えば穴を掘って何かをするのは到底難しく、マグニチュードからみても人間が作り出せるエネルギー量ではない。人工地震では無いと断言できる」と話した上で、「自然に起こる地震なので予測は難しく、引き続き備えを続けてほしい」と話しています。

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