新潟県 地震によるけが人3人確認 県災害対策本部

新潟県は1日夕方、花角知事を本部長とする災害対策本部会議を開き、これまでに確認されている被害の状況などを報告しました。

それによりますと、今も情報収集中で、午後4時45分時点で、県内で3人のけが人が確認されているほか、地割れなど複数の被害が発生しているということです。

けが人は、
▼糸魚川市で1人が後頭部にけがをしたほか、
▼五泉市で1人がたんすが倒れてけがをし、
▼村上市で1人が屋外で転倒してけがをしたということです。

このほか、
▼新潟市西区で道路の地割れ、
▼柏崎市で国道8号の一部で通行止め、
▼燕市で水道の供給の一部停止、
▼刈羽村で一部、水道が出にくくなっているほか、
▼佐渡市では土砂崩れが確認されています。

このほか、糸魚川市や阿賀野市で複数のブロック塀が壊れたほか、三条市や柏崎市で停電も確認されています。

花角知事は、県民に対して「余震のおそれもあるので、壊れた建物やブロック塀に近づかないよう安全な場所にいてください」と呼びかけています。

NHKが新潟県内の各消防に確認したところ、新潟県内では午後5時半現在で2人がけがをしたという情報があるということです。

五泉市で29歳の男性が家のなかで倒れてきた家具で頭を打ち、軽いけがをしたということです。

糸魚川市では、高齢者が避難中に転倒して頭を打ちけがをしたということです。

けがの程度は分かっていません。

このほかに
▽佐渡市で崖崩れの情報が入り、消防が現場に向かっているほか、
▽見附市で消火栓が破裂したという情報や
▽燕市でブロック塀が倒壊しそうだという情報、
▽加茂市の天神林でブロック塀が倒壊したという情報、
▽三条市で家の塀が倒れたという情報が入っているほか、
県内各地で灯油のホームタンクが倒れたという複数通報が入っています。