都内のデパート新春恒例の「初売り」多くの客でにぎわう

元日の1日、都内のデパートでは新春恒例の「初売り」が行われ、多くの客でにぎわっています。

東京・豊島区のデパート「西武池袋本店」では、開店前から福袋などを目当てに多くの客が列を作りました。

店によりますとこのところ福袋の中でも食品を詰めたものが人気だということで、地下の食品売り場では、生鮮食品や菓子の入ったおよそ180種類の福袋が並べられました。

価格帯は1000円から1万円程度で、訪れた人たちが次々と目当ての福袋を購入していました。

訪れた客の1人は「毎年買っている和菓子の福袋がことしも買えてよかったです。家に帰ってお酒を飲みながら楽しもうと思います」と話していました。

西武池袋本店の銭丸敬雄 販売促進部長は「コロナ禍以降、初めて通常どおり初売りができるようになりました。お客様にも笑顔で正月を楽しんでもらいたいです」と話していました。

デパートの初売りの日をめぐっては従業員の働き方改革や消費者の動向の変化を背景に遅らせる動きも出ていて、このうち松屋銀座はことしの初売りを去年よりも1日遅らせて3日に行うことにしています。