コンゴ民主共和国 大統領選チセケディ氏再選 野党勢力不正訴え

アフリカ中部のコンゴ民主共和国で行われた大統領選挙で、現職のチセケディ大統領が2回目の当選を果たしたと発表されました。野党勢力は選挙に不正があったと訴えていて結果をめぐる混乱も懸念されています。

コンゴ民主共和国の選挙管理委員会は先月20日に投票が行われた大統領選挙の開票結果について31日、現職のチセケディ大統領がおよそ73%の票を獲得し、2回目の当選を果たしたと発表しました。

コンゴ民主共和国は、電気自動車のバッテリーに使われるコバルトなどの産地として知られる一方、国民の多くが貧困にあえぎ、東部では武装勢力との紛争も続いています。

今回の選挙には、チセケディ大統領のほか、野党の有力者や、長年紛争で傷ついた女性の治療にあたり2018年にノーベル平和賞を受賞したムクウェゲ医師らも立候補し、経済の活性化や治安の回復などが争点となりました。

投票日には、各地で投票の開始の遅れや機械が故障するなどのトラブルが相次ぎ、しめきり時間までに投票できない人が続出し、一部で翌日以降も投票が継続されました。

開票結果は10日間の異議申し立て期間を経て確定されることになりますが、野党勢力は、選挙に不正があったとして支持者に対して抗議するよう呼びかけていて、開票結果をめぐる混乱も懸念されています。