渋谷 年越しに混雑 大型ビジョン停止など対策 大きな混乱なし

東京の渋谷駅周辺では年越しにあわせて訪れた多くの人で混雑しましたが、渋谷区によりますと、大きな混乱はなかったということです。

大みそかの31日夜、東京の渋谷駅周辺では混雑による事故やトラブルを防ぐため、「ハチ公像」の周りをシートで囲って見えなくしたうえで、「ハチ公広場」への立ち入りも制限したほか、条例に基づいて路上飲酒を制限するなどの対策がとられました。

また、新型コロナの感染拡大前に行われていたカウントダウンイベントは、新型コロナが5類に移行されて初めての年越しとなる今回も実施されず、午後11時ごろにはスクランブル交差点の大型ビジョンが停止されました。

ただ、年越しを迎えるころにはスクランブル交差点は多くの人で混雑し、警察官が規制線で交通整理をしていたほか、立ち止まらずにゆっくり進むよう拡声機を使って日本語や英語で繰り返し呼びかけていました。

渋谷区によりますと、大きな混乱はなかったということです。

友人2人と近くの居酒屋で年越しを迎えたという20代の男性は「カウントダウンイベントが実施されないのは盛り上がりの面では少しさみしい気持ちもありますが、安全なほうがいいと思います」と話していました。