ロシア当局 “西部の都市にウクライナ軍の攻撃 18人死亡”

ロシアの当局は30日、ロシア西部の都市にウクライナ軍の攻撃があり、18人が死亡したと発表しました。一方、前日にロシアによる大規模な攻撃を受けたウクライナでは、がれきの撤去作業などが続けられ、死者の数はさらに増えて39人となりました。

ロシア非常事態省は30日、ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州の州都ベルゴロド市にウクライナ軍の攻撃があり、これまでに18人が死亡し111人がけがをしたと発表しました。

市の中心部が攻撃を受けたということで、現地からの映像では、複数の車が炎上したり、建物の窓が割れたりしている様子が映っています。

ウクライナ当局は関与を明らかにしていません。

ロシア国防省の報道官は、今回の攻撃を受けて声明を発表し「このような犯罪は罰せずにすませてはならない」と述べ、ウクライナにさらなる攻撃を加える姿勢を示しました。

一方、ウクライナでは、30日も前日の攻撃で行方が分からなくなっている人の捜索やがれきの撤去作業が続けられました。

死傷者の数はさらに増え、ゼレンスキー大統領は30日、SNSでこれまでに39人が死亡し、159人がけがをしたと述べました。

このうち首都キーウではこれまでに16人の死亡が確認され、市長は、多くの市民が亡くなったとして、新年を迎える来月1日を喪に服す日とすると発表しました。