初詣の参拝者を迎える臨時の「みこ」の任命式 福岡 櫛田神社

新年を前に、福岡市の櫛田神社では、初詣の参拝者を迎える臨時の「みこ」の任命式が行われました。

福岡市博多区の櫛田神社は、伝統の夏祭り「博多祇園山笠」が奉納されることで知られ、正月三が日には毎年、多くの人が初詣に訪れます。

神社では30日、お守りや破魔矢など縁起物の授与などにあたる臨時のみこの任命式が行われ、新たに採用されたおよそ30人のみこ一人一人に辞令書が手渡されました。

このあと、みこたちはほうきや布巾を使って境内のあちこちを清めていました。

神社によりますと、年明けの正月三が日の参拝者は、神社の近くに地下鉄の新しい駅ができたことや、海外からの観光客が増加していることなどからコロナ禍の前より多い15万人以上を見込んでいるということです。

初めて臨時のみこに任命された大学2年生の古賀光咲さんは「日本の伝統文化にも触れられるいい機会だと思って応募しました。一人一人の参拝者の方に笑顔で接したいと思います」と話していました。

櫛田神社の高山定史権禰宜は「新年は天気にも恵まれ、大変多くの参拝者が見込まれます。来年はたつ年ということで、飛躍する年になってもらえればと思います」と話していました。