北海道 釧路 和商市場 正月用食材など買い求める人でにぎわう

年の瀬を迎え、北海道釧路市の和商市場では正月用の食材や新鮮な魚介類を買い求める多くの人でにぎわっています。

鮮魚店などおよそ40の店が軒を連ねる釧路市の和商市場には、毎年この時期、おせち料理の食材や新鮮な魚介類を求めて多くの買い物客が訪れます。

30日も、店先にはカニやイクラ、それに数の子など正月用の食材が並び、店の人たちの威勢のいい掛け声が飛び交う中、訪れた人たちが品定めをしながら目当ての食材を買い求めていました。

鮮魚店によりますと、例年、店頭に並ぶ釧路近海のサケは、ことしは不漁のため去年より3倍ほど値上がりした一方、多くとれたカニやイクラ、それにウニは1割から2割ほど安く販売されているということです。

小樽市から訪れた50代の男性は、「キンキを6尾買いました。値段は安いと感じます。なかなか会えない家族と正月に鍋で楽しもうと思います」と話していました。

帯広市から訪れた20代の女性は「正月に家族で一緒に食べようと帯広ではなかなか手に入らないカニを買いに来ました。人の多さに驚きましたがまた来たいです」と話していました。

和商市場は大みそかの31日も営業し、初売りは新年5日の予定です。