ロシア軍 各都市を攻撃 ウクライナ“軍事侵攻以降で最大規模”

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナでは、29日、首都キーウをはじめ各地の都市に対し、ミサイルや無人機による攻撃が行われ、ウクライナ政府はこれまでに30人が死亡、160人以上がけがをしたと発表しました。

ウクライナ側は、ロシアによる軍事侵攻の開始以降、最大規模の攻撃だとしています。

ウクライナ空軍は29日、ロシア軍が、36機の無人機と、少なくともあわせて120発以上のミサイルで各地に攻撃を仕掛け、このうち無人機27機とミサイル87発を迎撃したと発表しました。

しかし、首都キーウをはじめ、東部の都市ドニプロやハルキウ、西部のリビウや南部のオデーサなど各地で、住宅や病院、商業施設などへの被害が報告され、ウクライナのクリメンコ内相によりますと、これまでに30人が死亡、160人以上がけがをしたということです。

首都キーウでは、少なくとも4つの地域で建物が被害を受け、中心部にあるオフィスなどが入ったビルでは、ガラス張りの壁面などが激しく壊れ、ガラスの破片やがれきが散乱していました。

ウクライナ空軍の司令官は「過去最大規模の空からの攻撃だ」とSNSに投稿し、ゼレンスキー大統領は「必ず反撃する」と強調しました。

一方、ロシア国防省は、大規模な攻撃を行い、すべての標的に損害を与えたと主張し、ロシアが一方的に併合した南部クリミアで今月26日にロシア軍の大型揚陸艦がウクライナによるミサイル攻撃で破壊されたことへの報復だとする見方も出ています。