中国 全人代 3月5日に北京で開会へ 成長率の目標設定が焦点に

中国で最も重要な政治日程の1つ、全人代=全国人民代表大会が2024年3月5日に北京で開会することが決まりました。

これは中国国営の新華社通信が29日に、全人代の常務委員会の決定として伝えました。

全人代の初日の2024年3月5日には李強首相が北京の人民大会堂で政府活動報告を行う見通しです。

不動産市場の低迷の長期化や雇用への不安などを背景に、景気の先行きに対する不透明感が強まる中、政府の経済政策の前提となる成長率の目標がどのような水準に設定されるのかが焦点となります。

また、台湾海峡をめぐる情勢や、東シナ海や南シナ海への海洋進出などをめぐって、軍事力の増強が懸念される国防費の予算がどの程度になるのかも注目されます。