金沢 近江町市場 正月用の食材求め買い物客でにぎわう

年の瀬を迎え、石川県金沢市の「近江町市場」は正月用の食材や新鮮な魚介類を買い求める多くの人でにぎわっています。

鮮魚店や青果店などおよそ170の店が軒を連ねる「近江町市場」には毎年この時期、おせち料理の食材や新鮮な魚介類を求めて多くの買い物客が訪れます。

29日も店先には旬のズワイガニや寒ブリなどの魚介類のほか、かずのこやかまぼこなど、正月用の食材が所狭しと並べられました。

店の人の威勢のよい掛け声が飛び交う中、買い物客は品定めをしながら、目当ての食材を買い求めていました。

近江町市場商店街振興組合によりますと、この時期は1日でふだんの休日の1.6倍のおよそ5万人が訪れるということです。

金沢市の80代の女性は「かぶらずしなどのおせち用の食材やカニを買いました。正月には息子たちが帰ってくるので、一緒に食べるのが楽しみです」と話していました。

三重県から訪れたという50代の男性は「近江町市場で魚介類を買いたいと思い、初めて来ました。年末年始に刺身にしてお酒と一緒に味わいたいです」と話していました。

市場のにぎわいは大みそかの31日まで続き、新年は5日から営業するということです。