円相場 一時140円台前半に値上がり 5か月ぶり円高ドル安水準

28日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカで来年、早期に利下げが行われるとの見方からドル売り円買いが進み、円相場は一時、1ドル=140円台前半まで値上がりして、5か月ぶりの円高ドル安水準となりました。

28日のニューヨーク外国為替市場では円高が進み、円相場は一時、1ドル=140円台前半まで値上がりして、ことし7月以来、5か月ぶりの円高ドル安水準となりました。

FRB=連邦準備制度理事会が来年、早期に利下げを行うとの見方から、アメリカの長期金利が低下傾向にあり、日米の金利差の縮小が意識されて、ドルを売って円を買う動きが強まりました。その後はドルを買い戻す動きも出ています。

市場関係者は「日銀が来年、いまの大規模な金融緩和策を転換するのではないかとの見方が出ていることもあって、日米の金利差の縮小が意識されやすく、円高がじわじわと進んでいる」と話しています。

また、ニューヨーク株式市場では、景気の先行きへの期待からダウ平均株価の終値が前日と比べて53ドル58セント高い3万7710ドル10セントと、2日連続で史上最高値を更新しました。