ダイハツ不正 京都府が対策会議 関連企業に支援進める方針確認

国の認証取得の不正問題で、「ダイハツ工業」が京都府大山崎町の工場などで車の生産を停止したことを受け、京都府は28日、経済団体などと対策会議を開き、関連企業に対して、新たな取引先の開拓などの支援を進めていく方針を確認しました。

国の認証取得の不正問題で、ダイハツ工業は京都府大山崎町にある京都工場を含む、国内4つの自動車工場すべてで生産を停止しています。

これを受けて、京都府は府内の経済団体などと「緊急対策チーム」を設置し、28日、西脇知事など15人が出席して初めての会合を開きました。

この中で、西脇知事は「長引けば地域経済や生活への影響も懸念される。情報収集に努め、状況に応じて対応策を検討するとともに関係団体には中小企業に寄り添った相談や対応をお願いしたい」と述べました。

続いて、中小企業を支援する団体の担当者が下請け企業などから「売り上げが3割から4割程度減っている」といった相談が寄せられていることなどを報告しました。

会議ではこのほか、下請け企業などの経営や雇用についての情報収集を引き続き進めるとともに、新たな取引先の開拓を後押しするなど必要な支援を進めていく方針を確認しました。