自動運転などの最先端半導体技術を共同開発 自動車大手ら参加

国内の自動車メーカーと半導体メーカーなどが共同で自動運転など向けの最先端の半導体技術を開発することになりました。自動車大手5社が参加し、2030年以降、各社の車に搭載することを目指すとしています。

発表によりますと、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、SUBARU、それにマツダの自動車メーカー5社と、ルネサスエレクトロニクスなどの半導体関連5社など合わせて12社が今月、新たな団体「ASRA」を設立し、自動運転などに使う最先端の半導体技術を共同で開発します。

開発するのは「チップレット技術」と呼ばれる複数の半導体チップを組み合わせ性能を高める最先端技術で、2028年までに技術を確立し、2030年以降に各社の量産車に搭載することを目指すとしています。

自動運転技術の開発では、半導体部品の性能をいかに高めるかが競争のカギとなっていて、日本企業が手を結ぶ形で開発を急ぐねらいがあります。