うまみや甘み 多様な味覚持つ「魚」 ヒトよりグルメ!?

さまざまな生き物で、うまみや甘みを感じるセンサーに関わる遺伝子を調べたところ、魚類や両生類などで、ヒトよりも、こうした遺伝子を多く持っている種があることがわかったと、国内の研究チームが発表しました。
この中で、原始的な特徴をもつ魚の仲間は、ヒトには苦い物をおいしいと感じている可能性もあるということです。

近畿大学や明治大学などの研究チームは、生き物の味覚の進化を調べるため、は虫類、両生類それに魚類など、33種の遺伝情報を調べました。

この結果、トカゲやウーパールーパー、それにゼブラフィッシュなどで、うまみや甘みを感じるセンサーに関わる遺伝子を、ヒトよりも多く持っていたり、ヒトにはないものを持っていたりすることがわかりました。

なかでも、原始的な特徴をもつ魚「ポリプテルス」では、うまみや甘みを感じるセンサーに関わる遺伝子が6種類検出され、それらの働きによって、生存に欠かせないアミノ酸などを認識しているセンサーが3種類あることがわかりました。

私たちヒトでは、うまみと甘みを感じるセンサーは、それぞれ1つずつ、合わせて2種類なので、「ポリプテルス」のほうが、うまみや甘みに関して多様な味覚センサーを持っていることになります。

これについて、明治大学の戸田安香特任講師は「ポリプテルスは、人間には苦いと感じるアミノ酸をおいしいと感じ、効率的に摂取できるような感覚を持っているのかもしれません」と話しています。