“一番強い井上尚弥を見せるため体作りたい”一夜明けて会見

プロボクシングで史上2人目となる、2階級での主要4団体の王座統一を成し遂げた井上尚弥選手が試合から一夜明けて会見し、「一番強い井上尚弥を見せるために、スーパーバンタム級でやりきれるだけの体を作っていきたい」と今後の抱負を話しました。

井上選手は26日夜、スーパーバンタム級の4団体王座統一戦で、フィリピンのマーロン・タパレス選手に10ラウンドでノックアウト勝ちし、史上2人目となる2階級での4団体王座統一を成し遂げました。

一夜明けた27日、井上選手は所属する横浜市のジムで会見し、「タパレス選手も1発を狙ってきていたので、最後まで気の抜けない戦いだったし、めちゃくちゃ楽しかった」と試合を振り返りました。

そのうえで、試合の映像を2回見返したと明かし、「大振りじゃないかという指摘もあったが、その中でも、狙いがあったり本人じゃないとわからない小さな駆け引きがあったりして、リング上でやっているときよりも高い技術戦を繰り広げていたと感じたし、新たな発見もあった」と話していました。

そして、「これまでを自己採点するとしたら70点。30点分は伸び代になるので、今回発見したもので埋めていきたい」とし、「『一番強い井上尚弥を見せたい』というのが、自分の中で強いので、無理をして階級を上げることもないし、スーパーバンタム級でやりきれるだけの体を作っていきたい」と今後の抱負を話しました。