高島屋「原因特定は不可能」 ケーキ崩れた状態で届いた問題

大手デパートの高島屋がオンラインで販売したクリスマス用のケーキが崩れた状態で届けられた問題で、会社は27日に会見を開き、「原因の特定は不可能」と説明しました。
およそ800個のケーキで確認されたとして、返金などの対応を行うとしています。

高島屋がオンラインで販売したクリスマス用の冷凍のケーキが崩れた状態で届けられた問題で、会社は都内で記者会見を開きました。

このなかで会社は、▽ケーキの製造とこん包を請け負った埼玉県羽生市にある菓子メーカー「ウィンズ・アーク」と、▽配送を請け負った「ヤマト運輸」がそれぞれ行った調査の結果、温度の管理などいずれも問題はなかったと説明しました。

そのうえで高島屋は、「原因を特定することは不可能と判断した」としています。

会見で横山和久代表取締役専務は、「当時と全く同じ環境を再現することは現実的に極めて困難だ」と述べて陳謝しました。

会社によりますと、このケーキは2879個販売され、26日夜の時点でこのうち807個が崩れた状態で届けられたことを確認したとしています。

一方、同じ形状のケーキは、去年も販売し、今回と同様の大規模なケースはなかったとしています。

会社は、原因を特定できないものの、販売者としてすべての責任があるとして、顧客に対して返金や商品の交換などの対応を行っているとしています。