高速道路のサービスエリア混雑対策 長時間駐車の有料化検討へ

高速道路各社は、有識者を交えて検討してきたサービスエリアの混雑対策を公表し、長時間、駐車している車は、有料化することも将来的に検討するなどとしています。

全国各地のサービスエリアやパーキングエリアでは、慢性的な混雑が課題となっていて、その背景には、長時間、駐車する車が増えていることなどがあるとみられています。

このため高速道路各社は、混雑解消に向けて、2022年8月から有識者を交えた検討を進め、26日に今後の方針を公表しました。

この中では
▽短時間の利用に限定した駐車スペースを設け、増やしていくほか
▽長時間、駐車している車に対しては、将来的に有料化も検討するとしています。

また、駐車スペースを増やすため
▽サービスエリアやパーキングエリアの敷地の拡大や
▽2階建ての駐車場の導入なども、
将来的に検討していくとしています。

高速道路各社は、すでに一部のサービスエリアなどで
▽大型車の駐車スペースの利用を1時間に限定したり
▽1時間以上、利用した場合は有料化したりする実証実験を行っていて、
こうした結果も踏まえながら、今回の方針に沿って混雑対策を進めていくことにしています。